海外写真館


ルーヴル美術館・4

   
アンドレア・マンテーニャ作「カルヴァリオの丘」。
キリストの十字架刑を描いた傑作。

   

ジョルジョ・ラトゥール「大工の聖ヨゼフ」(1640)。これはちゃおちゃお一押しの作品です。

マリアの夫でありキリストの義父となった聖ヨゼフの絵というだけでも珍しいものです。幼いイエスを前に大工の仕事に精を出すヨゼフ。その目は優しくイエスに注がれています。

この絵から神の子を前にしながらも人間の尊厳を失わないヨゼフの確固たる意志と、それに裏付けられた神=イエスへの愛情が伝わってきます。

この絵はグランドギャラリーにあって、人目を全く引いていませんでした。ちゃおちゃお達があまりしつこくこの絵を見ていたため、いつの間にか周りに人だかりができていました。

カラヴァッジョ「女占い師」。
若者の手相を見る女占い師。しかしその指はこっそり若者の指輪を抜き取ろうとしています。

遠い未来のことを占ってもらいながら、すぐ先の災難にも気がつかない人生の皮肉のようなものを感じますねえ。
   
久しぶりに昔ルーブル美術館で撮った写真を見たのですが、いわゆる有名な作品はあまりなく、ここに紹介したようなものばかりでした。
これだけだと「ルーブルってとっても地味」というイメージになってしまいそうです。
 
「私は昔から変なものが好きだったんだなあ」と今になって思うちゃおちゃお。
   

「ルーヴル美術館・3」