パリの教会と言えば、ノートル・ダム大聖堂。
12世紀初頭から約2世紀半の歳月をかけて完成したゴシック建築の大傑作です。入り口には向かって左から聖母マリア、最後の審判、聖女アンヌの3つがあります。
ここは向かって左の聖母マリアの入り口です。
一段上は「聖母の死」、そして一つ上は少し上部が切れてしまっていますが、聖母戴冠のモチーフと思われます。
なお、扉の両側にはたくさんの聖人達の像がありますが、左から3番目の自らの首を手に持っているのは、西暦250〜270年ごろ、ローマ支配下だったルテチア(パリ)で初めてキリスト教を布教し殉死したサン・ドニです。
彼は斬首されても自分の首を持って北に7キロぐらい歩き続け、倒れた地がサン・ドニと名づけられたそうです。すごい!
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