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サン・ドニ修道会教会・1

   

 

 

パリ市内から地下鉄に乗って数十分。
今やサン・ドニといえば’98フランスW杯の決勝戦が行われたストゥッド・ド・フランス、フランス競技場が有名ですが、ここには古いゴシック建築の大寺院があります。

ノートル・ダムの項で少し触れましたが、ローマ支配下のパリ(当時の名はルテチア)で最初にキリスト教を布教したのがサン・ドニです。
サン・ドニは結局首を切られて殉教するのですが、その時に切られた自分の首を手に持ってここまで歩いてきてばったりと倒れたという言い伝えがあり、やがてその墓の上に僧院が建てられました。

最初の教会は475年に建てられ、その後何回かの再建・修復を経て現代に至っています。
シャルトル大聖堂をはじめ、多くのゴシック建築の教会の原型になっているそうです。

   

教会の入り口には精巧な彫刻が並んでいます。 

不勉強で何のモチーフなのかわかりません。
そのなが〜い手から神の寛容を示しているのかな、と思えるのですが。

   

後陣はゴシック建築のお約束、ステンドグラスで飾られています。
   

「サン・ドニ修道会教会・2」